2024年04月04日 多発性筋炎とバセドウ病の経過

今年2回目の検診です。経過良好。プレドニン7mg・プロパジール(週5日朝夕50mg×2 週2日朝のみ50mg)を続行。
最高血圧119mmHg 最低血圧72mmHg 脈拍数105拍/分
今回は特別に骨密度も測定。以下に骨密度測定結果も入れています。

検査結果

多発性筋炎

検査項目 結果 下限値 上限値
CK 105 正常 41 153

この検査項目ではどんなことが分かる?

CK:筋肉や脳に存在する酵素の値。筋肉の損傷の指標となります。運動をした翌日や筋肉痛が出ているときは高くなりやすいです。

バセドウ病

検査項目 結果 下限値 上限値
TSH 1.74 正常 0.61 4.23
FT3 2.24 低い 2.36 5
FT4 1.02 正常 0.88 1.67

また、TSHレセプター抗体定量は結果0.8以下(上限値1.9)。甲状腺機能亢進を引き起こす大元みたいなもので、今は完全に活動が落ち着いている状態。

この検査項目ではどんなことが分かる?

TSH:脳の下にある下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺を刺激する役割。TSHの測定で甲状腺ホルモンの過不足や下垂体の機能がきちんと働いているかが分かります。
FT3とFT4:FT3は、甲状腺から分泌されるホルモンの一種で、細胞の新陳代謝や交感神経の働きを調節する役割。ホルモンの基本骨格にヨードが3個くっついているものがT3、4個くっついているものがT4。分泌されると、そのほとんどはたんぱく質と結合して血液内に存在します。わずかにタンパクと結合しないで自由に動いているものがこれ。実際にホルモンとして機能しているのはこのホルモンなので、このFT3、FT4を測定することで甲状腺ホルモンの過不足が分かります。

その他、異常が出やすい項目チェック

検査項目 結果 下限値 上限値
AST 17 正常値 13 30
ALT 9 正常値 7 23
Alb 4.0 低め 4.1 5.1
r-GT 27 正常値 9 32
TG(中性脂肪) 142 正常値 30 149
CRP 0.04> 異常なし 0.14
UA(尿酸) 4.9 正常値 2.6 5.5

この検査項目ではどんなことが分かる?

AST:肝臓や心臓、腎臓、骨格筋などの細胞に多く含まれている酵素。タンパク質を分解してアミノ酸をつくり、体内の代謝をスムーズに行う役割。肝臓や心臓の細胞に障害が起こると、血液中にASTが流れ出し、その数値が高くなります。この数値を調べることで、肝機能障害や心筋梗塞などの有無を判断する手がかりとなります。
ALT:アミノ酸代謝やエネルギー代謝に重要な役割を果たしており、肝臓に何らかの問題が発生して細胞が破壊されると血液中に漏れ出ます。血液中のALTの量が増加しているということは、肝臓が障害を受けていることを示し、肝臓や心臓、筋肉の病気の可能性を見つけるために実施されます。
Alb:血漿に含まれる最も多いタンパク質で、肝臓でつくられています。 そのため血液検査でアルブミン(ALB)を調べることで、肝機能が正常に働いているかを知ることができます。 身体の栄養状態が悪くなるとアルブミン(ALB)が低下することから、栄養状態の指標として用いられることもあります。
r-GT:タンパク質を分解し、肝臓の解毒作用に関与する酵素の一つで、肝臓の機能を評価できるだけでなく、胆管や胆のうなどの病気の有無も推測できる検査項目です。
TG(中性脂肪):体内にある脂肪の一種。体内で使われなかった脂肪は脂肪細胞や肝臓などに蓄えられ、その多くが中性脂肪です。食事や運動によって影響を受けやすく、糖質やアルコールの過剰摂取によって上昇します。
CRP:炎症や組織の破壊が起こると血中に増加するタンパク質で、炎症のマーカーとして利用されています。細菌やウイルスによる感染症、関節リウマチなどの膠原病、けがや手術のあと、心筋梗塞、 がんなどで上昇します。
UA(尿酸):尿酸値が高い場合は、高尿酸血症や痛風、腎機能の低下などが疑われます。

骨密度測定結果

若年成人比較%
両大腿骨 86%
右大腿骨 89%
左大腿骨 83%
若年成人比較% 同年齢比較%
腰椎 BMD 0.967 86% 90%

ちなみに前回2年前に測定した時は同年齢比較89%だったので、1%ですが上がっていました。嬉しい!! 80%以上であれば治療はいりません。

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